大規模災害発生時の対応について

最終更新日：2022年9月1日

〇グランメッセ熊本は避難所の指定を受けていません

ー災害時の避難は周辺の指定避難所へー

　2016年4月、グランメッセ熊本は、2回の震度7の揺れに襲われました。「熊本地震」です。

　揺れの中、グランメッセ熊本の駐車場には、徐々に周辺にお住いの皆さんが集まりました。

グランメッセの建物のダメージは大きく、特に「本震」の後は、人を中に入れることが禁止されました。

しかし、広い駐車場に車で避難される人たちが増えました。

「建物の中にいるよりは」という皆さんの心の受け皿になったのです。

　駐車場には、自衛隊が入り、支援物資や水が届きました。

仮設トイレができました。炊き出しが始まり、罹災証明書の発行も始まりました。

実はグランメッセ熊本は「指定避難所」ではありません。

制度上の手続きがないまま、駐車場が事実上の「臨時避難場所」とならざるを得ませんでした。

「現実」が優先したのです。

　グランメッセ熊本は、大規模災害の発生時、被災地に支援物資を送り出す集積拠点としての責務を担っています。

支援物資の集積・送出のためのスペースをはじめ、救援車両や大型トラックの動線などを確保せねばなりません。

　また「指定避難所」ではないため、グランメッセ熊本には住民の方が避難してこられることを想定した備蓄はありません。

市町村の職員の派遣先ではありませんし、支援物資の配布も想定されていません。

誠に恐れ入りますが、大規模災害発生時には周辺の「指定避難所」等への避難をお願いいたします。